障害者雇用の情報は、東京を前提に書かれているものが多いです。
エージェントの求人も都市部に集中していて、地方だと「ご希望の地域に求人がありません」と言われることがあります。
私は札幌に住んでいます。この記事では、札幌で探すときの現実的な方法を書きます。
先に結論
札幌では、ハローワークを軸にしたほうが現実的です。
エージェントも使えますが、求人数では地元の窓口に及びません。
私自身、エージェントで準備を整えて、実際に決まったのはハローワークの求人でした。
▶ 障害者向け転職エージェント比較|4社使って、決まったのはハローワークでした(https://shogai-work.com/agent-hikaku/)
1. ハローワーク(専門援助部門)
札幌市内にはハローワークが複数あります。障害のある方の相談は、専門援助部門が窓口です。
なぜここが軸になるか
法定雇用率の対象になる企業は、ハローワークに求人を出します。
そのため、道内企業の障害者雇用求人は、ここに一番集まります。
エージェントが扱うのは主に全国展開の大企業ですが、札幌の中小企業の求人はハローワークにしかないことが多いです。
使い方
・予約は原則不要 ・手帳がなくても相談できます ・初回は時間がかかるので、午前中の早い時間か、平日の空いている時間がおすすめです
2. 北海道障害者職業センター
地域障害者職業センターの北海道版です。札幌市内にあります。
ここでできること
・職業評価(自分に向いている作業、働ける時間を客観的に見てもらう) ・ジョブコーチの派遣 ・リワーク支援(休職中の方の復職支援)
職業評価は受けておく価値があります。 自己申告ではなく第三者の評価が出るので、企業に配慮を求めるときの根拠になります。
▶ ジョブコーチとは|職場に来てもらえる支援の使い方(https://shogai-work.com/job-coach/)
3. 障害者就業・生活支援センター
札幌市内および道内各圏域に設置されています。
就業面と生活面の両方を相談できます。就職後も相談先として使えます。
▶ 障害者就業・生活支援センター(なかぽつ)の使い方(https://shogai-work.com/nakapotsu/)
4. 札幌市の窓口
各区の保健福祉課
手帳の申請、福祉サービスの相談窓口です。
札幌市障がい者相談支援事業所
区ごとに設置されています。福祉サービスの利用計画づくりなどを相談できます。
5. 転職エージェント
札幌の求人も扱っています。ただし東京に比べると数は限られます。
それでも使う理由
求人紹介そのものより、準備を整えるために使う価値があります。
・応募書類の添削 ・配慮事項の整理 ・面接練習
私はこの部分で助けられました。求人はハローワークで見つけ、準備はエージェントで整える、という組み合わせです。
▶ dodaチャレンジの評判は?実際に使った感想と登録の流れ(https://shogai-work.com/doda-challenge/)
札幌で探すときの現実的な話
求人の傾向
事務補助、軽作業、清掃、データ入力が中心です。
IT系や専門職の障害者雇用求人は、東京に比べるとかなり少なくなります。
在宅という選択肢
完全在宅の求人であれば、勤務地の制約がなくなります。地方在住で選択肢を広げたい場合、有力な方法です。
▶ 在宅でできる障害者雇用の探し方|求人の見つけ方と注意点(https://shogai-work.com/zaitaku/)
冬の通勤を計算に入れる
これは札幌特有の話です。
冬期間は、通勤時間が普段の1.5倍近くかかることがあります。雪道を歩く負担もあります。
夏に「通勤30分」と思って決めた職場が、冬には別物になります。
応募の段階で、冬の通勤経路を確認しておくことをおすすめします。地下鉄沿線かどうかで、負担がかなり変わります。
見学と実習を使う
札幌は企業数が限られるぶん、見学や実習を受け入れている会社もあります。
就労移行支援を利用している場合、実習の機会が作りやすくなります。
▶ 就労移行支援とは|対象・期間・費用と、通ってみて分かったこと(https://shogai-work.com/shuro-ikou-shien/)
実際の作業環境を見ると、求人票では分からないことが分かります。
▶ 障害者雇用で2社続かなかった私が、次に見るようになった3つのこと(https://shogai-work.com/tsuzukanakatta/)
まとめ
・札幌ではハローワークの専門援助部門が求人の中心 ・北海道障害者職業センターで職業評価を受けておくと武器になる ・なかぽつは就職後の相談先として使える ・エージェントは求人より「準備」に使う ・在宅求人なら地域の制約が外れる ・冬の通勤を計算に入れて職場を選ぶ
地方だから選択肢がない、と決めつける必要はありません。
ただ、東京向けの情報をそのまま真似ても合いません。地元の窓口を軸に組み立てるほうが早いと思います。
※窓口の名称・所在地・受付時間は変更されることがあります。実際のご利用にあたっては、各機関の公式サイトでご確認ください。

