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休職から復職するまで|リワーク支援の使い方

就労支援
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体調を崩して休職すると、「いつ戻れるのか」が一番の不安になります。

ただ、休んで体調が戻っただけでは、同じことが繰り返されます。

リワーク支援は、戻るための準備をする仕組みです。

リワーク支援とは

休職中の方が職場復帰を目指すためのプログラムです。

主に次の3つが提供されています。

1. 医療機関のリワークプログラム

精神科やメンタルクリニックが実施しています。治療の一環として行われ、医療保険が適用されます。

2. 地域障害者職業センターのリワーク支援

公的機関による支援です。無料で利用できます。

3. 企業内のリワークプログラム

一部の大企業が独自に用意しています。

地域障害者職業センターのリワーク支援

特徴は「三者で進める」ことです。

・本人 ・主治医 ・企業(事業主)

この三者の間に入って、復職の計画を立てていきます。

費用は無料です。

▶ 地域障害者職業センターの使い方|職業評価を受ける意味(https://shogai-work.com/shokugyo-center/)

内容

生活リズムの立て直し

決まった時間にセンターに通うことで、働くリズムを取り戻します。

作業への取り組み

模擬的な作業を通じて、集中力や持続力を確認します。

ストレス対処の方法を身につける

何が負荷になるのか、どう対処するのかを整理します。

復職後の働き方を調整する

いきなりフルタイムに戻るのか、段階的に増やすのか。企業と相談しながら決めます。

なぜ準備が必要なのか

体調が戻ることと、働ける状態になることは別です。

家で安静にしていれば調子は良くなります。ただ、

・毎日決まった時間に起きる ・通勤する ・8時間集中する ・人とやりとりする

これらができる状態かどうかは、家にいる間は分かりません。

復職してすぐ再休職、という流れを避けるための仕組みです。

復職の流れ

1. 休職

主治医の診断書を会社に提出します。

2. 療養

まず休むことに専念します。この段階では何もしなくて構いません。

3. 回復期

生活リズムが戻り、外出ができるようになる段階です。

ここでリワーク支援の相談を始めます。

4. リワークプログラム

数か月かけて準備します。

5. 主治医の復職可の判断

診断書が出ます。

6. 会社との復職面談

働き方の条件を決めます。

7. 復職

多くの場合、短時間勤務や軽減業務から始まります。

復職面談で確認すること

1. 戻る部署

元の部署か、別の部署か。

体調を崩した原因が部署の環境にある場合、配置転換を相談する価値があります。

2. 業務内容

最初から元の業務量に戻すのか、段階的に増やすのか。

3. 勤務時間

短時間からの復帰が可能か。いつ、どういう基準で増やすのか。

4. 相談先

復職後、誰に相談すればいいのか。

▶ 働き始めて1か月で配慮が外れていく|最初の3か月の乗り切り方(https://shogai-work.com/saisho-3kagetsu/)

5. 定期面談の有無

月1回など、定期的に状況を確認する機会があるか。

休職中のお金

傷病手当金

健康保険に加入していて、病気やけがで働けない場合、標準報酬日額の3分の2相当が支給される制度があります。

・支給期間は、支給を始めた日から通算して1年6か月 ・連続する3日間の待期期間が必要 ・申請は勤務先経由または自分で行う

手続きには医師の証明が必要です。 主治医に相談してください。

傷病手当金と障害年金は、併給の調整があります。 両方の対象になる場合、金額が調整されます。

▶ 障害年金の基本|金額・条件・申請の流れ(https://shogai-work.com/shogai-nenkin/)

復職せず、退職を選ぶ場合

それも選択肢のひとつです。

・職場環境が原因で、戻っても同じことが起きる ・業務内容が自分に合わない ・会社の理解が得られない

こうした場合、復職にこだわらないほうがいいこともあります。

退職して障害者雇用枠で転職する、という道もあります。

▶ オープン就労とクローズ就労|障害を伝えるか、伝えないか(https://shogai-work.com/open-close/)

決めるのは本人です。 ただ、判断するにも体力が要ります。回復してから考えて構いません。

よくある質問

Q. リワークはどのタイミングで始めますか

外出ができるようになった段階が目安です。主治医と相談してください。

Q. 期間はどのくらいですか

プログラムによりますが、3〜6か月程度が一般的です。

Q. 会社に知られますか

地域障害者職業センターのリワークは、企業と連携して進めるため会社も関わります。医療機関のリワークは、本人の判断で進められます。

Q. 休職中でも障害者手帳は取れますか

取れます。初診日から6か月以上経っていれば申請できます。

Q. 復職後また休職したらどうなりますか

会社の規定によります。休職期間の通算ルールがある場合が多いので、就業規則を確認してください。

まとめ

・リワーク支援は「戻るための準備」をする仕組み ・医療機関、地域障害者職業センター、企業内の3種類 ・体調が戻ることと、働ける状態になることは別 ・復職面談では、部署・業務量・勤務時間・相談先を確認 ・傷病手当金で、休職中の収入を一部カバーできる ・復職せず別の道を選ぶのも選択肢

急いで戻って短期間で崩れるより、準備に時間をかけるほうが結果的に早いことがあります。

※本記事の制度に関する記述は、厚生労働省および高齢・障害・求職者雇用支援機構の公開資料にもとづいています。制度は変更されることがあるため、実際のご利用にあたっては各窓口でご確認ください。